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Reiko News



 ■ママのひとりごと 2006年8月21日号


甲子園の砂

 三連覇をめざす駒大苫小牧と初優勝をめざす早実の戦いは、延長引き分け・翌日再試合と波乱含みの決勝になりました。
お盆明けの月曜ながら、つい見てしまった私。
 最終回、ツーランホームランで一点差まで追いつかれた斎藤投手が最終打席の田中投手をファウルファウルの末三振に討ち取り、早稲田実業は創立105年にして初めての優勝旗を手にしたのでした。
クールと言われた斎藤投手が涙・涙で片やホットな田中投手に涙がなく、泣き崩れるメンバーをなぐさめる姿に胸の内を思い目頭が熱くなりました。
 甲子園の砂は涙でできている。
負けたチームは涙・涙で砂を掻き、最後は負けて涙・勝っても涙です。
その涙には、どの負けたチームにも勝たせてあげたかったと心から思ってしまうのです。
 今回は監督の意識に勝敗の差がでたかな、と考えてしまいました。
アナウンサー紹介で、駒大苫小牧の監督は「勝敗にこだわらず楽しんで来い。」と言ったという。
早実の監督は「優勝しよう。がんばってみんなで優勝旗を持って帰ろう。」と言ったという。
凱旋のイメージが体内をかけめぐる良い言葉に、早実に分ありと感じました。
「さぁ、思いっきりあばれて三連覇をもぎ取って来い。」と笑顔で送り出してい・・・たら・れば。
(理由はいろいろあると思うけれど相手は学生だ)
指揮官の甘い言葉は時として致命傷になる。
  ママの母校寝屋川高校はその昔、王貞治投手を擁した早実と甲子園で対決し敗れているのです。 甲子園の砂には先輩の涙も・・・

麗子


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