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Reiko News



 ■ママのひとりごと 2011年1月17日号


心友への手紙(2)

 公美子様 (親友の名前です)

早々にお祝いのメールを有難うございます。
お蔭様で、17年が過ぎました。今日から18年目の第一歩です。

ほんとに雨風のひどい開店日でしたね。 貴女には感謝しきれない思い出ばかり・・・
スケート連盟の会長さん連れて早い時間から心配して来て下さったわね。 
私はもちろん初めての経験だから訳もわからずウロウロしてたけど、経験済みの貴女の方が一生懸命になって何かあれば助けようと待っていて下さった。
時間が経つと、お客様と傘と花がごったがえして溢れましたね。 懐かしい! 

貴女からの素晴らしい花もしっかり眼に焼き付いています。 ほんとに有難う。

それと一周年の地震。

あれには本当にびっくりしましたね。 何が起きたのか分らなかったけれど、店に出てきて被害を確認した時は二人で呆然としましたね。 
私は「花の一周年」のはずが無残にも打ち砕かれ、「森口」も一年で終るのか・・とがっくりしたものです。

今思えば、重く暗い気持ちを貴女の 「何か美味しいものを食べに行きましょう!」
と言う一言で、乗り越えることが出来た気がします。
「かに道楽」でご馳走になりましたね。 貴女の被害の方がずっと大きかったのに・・・

貴女のように誠実で温かな人と親友になれて、北新地に来て良かったと思います。
いろんな女性に出会い、多彩な勉強をさせていただきましたが、いつの時も貴女の行動は誰よりも無心で力強く温かかった。 
30年、今だかって嘘のひとつもない。
煮詰まった時私は店の子等に言います。「何か美味しいものを食べに行きましょう!」

貴女は明るくキッパリと気分転換することを教えてくれました。
日常の安いものを食べるのではなく、非日常のものを食べる♪これが転換の秘訣ね。
今日も厳しい寒さだという気象情報です。 油断しないでね。 いつもほんとに有難う!

以上が私の返信メールです。 ちょっとオープン時の雰囲気を感じていただけたでしょうか?
17年間有難うございます。 そして、これからもどうか!よろしくお願い致します。
初心忘れることなく一同、素晴らしい店づくりに燃えて参ります。
では・・・18歳の誕生日を迎えたばかりの「上通り森口」へ、キッパリと気分転換にいらして下さいね。 今年の貴方の素敵な笑顔をみんなで楽しみに、お待ちしています。

 麗子


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